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死んでも守りたい [日記]


1週間の大阪ツアーが終わり、
東京公演まで1週間 、間があく。
いろんなことをぼんやり考えながら、
芝居のことも頭から離れずに、
でも、自由な時間を過ごす。


ぼやぼや、ちょっとぴりぴり。
ツアーの前後には実家に帰り、家族と話をする機会が多い。
我が家の話題は、もっぱら結婚についてで、
私はまだ先過ぎて、両親に謝りっぱなしなのだが、
父が最近、私に必ず言うのが、
恋をたくさんして、そんなに真剣にならないで、
今はたくさん遊んだらいい、と。
親が言う言葉ですか、30過ぎた娘に?!


私の数少ない経験だと、
命懸けの生きるか死ぬかみたいな恋愛しかしてないので、
親も私が散りゆく様をすべて見ているから、
そんなふうにあり得ないことを言わせてしまうのだろう。
ごめんなさい。
しかし、遊んでる場合じゃないです。


失恋後に、新しい恋を見つけると、
もう好きな人はできないと思ってたのにぃ、
と言うのが、世の常だけれど、
わかっていても、


私は、今、人を好きになることに臆病になっている。
かなり。
好きになり過ぎず、憧れで終わらせたい。
死んでも守りたいと思ってた人が、
ありがとう、とても嬉しいけど、俺は違う人を守ります、と、
私の腕の中からいなくなるから。


死んだら守れないんです。
死んでも守りたいとか言っちゃう私はアホです。
でもそれくらい人を大切に想えるのに、
その人には他に大切な人ができるんだな。
お前は大丈夫だろ、と。
あぁ、大丈夫さ、お前を守りたかったのに。
私、男に生まれたら幸せになれたかもね。


自分が守りたい気持ちはおいといて、
死んでも守りたいと思われる女にならないとだ。
父のいうこれからする予定の数々の恋愛で、
私は守り守られる女になれるのだろうか。


なんで私がこんなにアホな恋愛論を綴っているかというと、
今回の芝居で、私には死んでも守りたい人がいるから。
あと1ヶ月、その気持ちについて、
思う存分、実感して、考えて、味わっていきたいと思う。


先輩に聞いた話によると、
人は毎日、決まった時間に泣くと、
そのうち、気が狂うそうだ。
私はここ数年、21時頃に泣くという生活を続けている。
毎日ではなく、本番のあるのは、1年の3分の1くらいだけれど、


それでも心にとって、不健康な生活だろう。
私生活がおかしくなっていくのは当たり前。
実際、あんまり自分の気持ちに素直になれず、


泣くことはほとんどない。
そんな私に巡ってきた今回の役。


死んでも泣かない!


涙は我慢するためにあるのです。
でも涙を枯らしてはいけないのです。
死んでも守りたくて、死んでも泣かない。
今、魂全部かけて打ち込める芝居がある幸せ。


こんな私に好きな人ができるのはいつの日になるのだろう。
お父さん、申し訳ないけど、
健康に気をつけて、気長に待っててね。 つづく
恋かぁ・・・・・・。(独り言)



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